コレクション展示「諸橋轍次のあゆみと時代」

  • 会期:2024年5月30日(木)~2024年9月5日(木)
  • 会場:諸橋轍次記念館常設展示室

諸橋轍次は、明治に生まれ学問の基礎を築き、大正から昭和にかけて日本を代表する漢学者となりました。そして現在もその人柄と業績は多くの人々に注目されています。コレクション展示「諸橋轍次のあゆみと時代」では諸橋轍次の人柄と業績を示す資料を紹介しています。
この展示では、今年から発行される新しい一万円紙幣の「顔」となる渋沢栄一の記した資料を展示しています。諸橋轍次は中国留学のために自宅を売ろうかと悩んでいたところ、渋沢栄一が千円を援助してくれたことで、自宅を売らずに済んだと述べています。その当時、千円というお金は、留学していた諸橋轍次の家族の生活費の大半をまかなうことができる価値がありました。

渋沢栄一の記した資料をはじめ、諸橋轍次のあゆみを理解するうえで注目すべき人物や事柄に関する、明治から現代にいたる資料を展示するコレクション展示「諸橋轍次のあゆみと時代」は9月5日まで開催の予定です。この機会にぜひご覧ください。